【戦プロ】武将伝「織田家臣伝(後半)」紹介
今回は1月末に追加された武将伝・織田家臣伝(後半)に関する紹介記事です。
前回の「忍者伝」から3ヶ月程経っており、久々の武将伝追加でした。調整不足があったらしく一旦は公開延期もありましたが、何とか再公開予定日に無事に公開されました。
「織田家臣伝」とは?
名目上「織田家臣伝」となっていますが、実際はと言うと織田家の家臣筆頭とも言える佐久間信盛をヒロインとした武将伝となっています。
「佐久間信盛伝」となっていない理由は公式には明記されていませんが、後半のとある場面での彼女のセリフから何となく察することができるでしょうか。
豊臣秀吉や柴田勝家らを筆頭に織田家の他の家臣達の出番も勿論あるので、全体的に見ても「織田家臣伝」で良いのかなという印象です。
「織田家臣伝(前半)」のざっくりとした内容
今回は後半ということで前半もありました。「人外伝(神明編)」の前に追加されたので、それ程前という訳でもありませんが…。
前半の話はというと、佐久間信盛の半生を概ね史実に則って進めていく形となっています。
織田信長の家臣となった主人公であるお兄様が佐久間信盛と出会う辺りから話は始まり、京への上洛~石山本願寺との合戦の途中までが描かれています。
当初から後半が予定されていたので、前半はあくまでも「続く」的な形で終了しています。
「織田家臣伝(後半)」のストーリー展開
史実では佐久間信盛は石山合戦の後に織田信長から19ヶ条の折檻状を突き付けられ、織田家から追放されました。
今回の後半も第1章は以下のタイトルとなっており、いきなり折檻状の話がやってくることになります。
(折檻状のエピソードは「明智伝」でも触れられているため、同じ内容が再度出てくる箇所もあります)
佐久間信盛の武将としての歴史は折檻状と追放で終わっていますが、今回の「織田家臣伝(後半)」では、
- 織田家から追放された信盛の元に軍師であるお兄様が付いて行ったらどうなったか?(「明智伝」では付いて行かなかった)
- 信盛が追放後も戦姫(戦プロにおける武将)を辞めず、そのまま本能寺の変を迎えたらどうなったか?
から始まるifストーリーが描かれることとなります。
ただ、あくまでもifストーリーですが、ストーリーの途中では実際の史実に則った出来事も出てくるため、基本的にそこまでぶっ飛んだ展開にはなっていません。
(ただし、締め括りは史実のままだとアレな感じになるので、割とぶっ飛んだ?方向に着地してる感もありますが…)
キャラクター紹介
以下では登場キャラを紹介していきます。ネタバレになる箇所もあるので気を付けてください。今回は登場キャラ数が多いです。
なお、スクショは公開日当日に撮ったものです。アップデートで話者名を表示する機能が実装されたりもしているので、現時点での表示画面とは食い違いがある箇所もあるかと思います。
主人公とその家族
お兄様(主人公)
後半開始時は織田家の家臣であり、佐久間信盛の軍師&茶飲み友達という辺りの関係。
怠け癖がある点とやる気の無さを前面に押し出す信盛との相性はとても良いのか、全編通してツーカーの仲という感じです。
瑠璃
お兄様の妹、有能。
武将伝は大抵後半になると語り部中心で出番が無くなってくる彼女ですが、今回はいつもより出番があったような気はします。
佐久間家
佐久間信盛
ヒロインで、織田信長がまだ吉法師だったころから仕えている織田家譜代の筆頭家臣。
基本的にやる気の無さを全面に押し出して周囲をやきもきさせる彼女ですが、裏では与えられた仕事をきっちりこなす有能な戦姫。
今回は折檻状、そして本能寺の変と、彼女にもいきなり試練がやってくることとなります。普段は余り表に出さない信長に対する想いが見られる箇所は必見。
なお、彼女の衣装もいくつかあるのですが、今回は基本的に騎馬降臨祭で登場した姿に統一されています。
佐久間盛政
昨年末に種子島時尭に続く月華絢爛祭第2弾として登場した戦姫。
信盛にとっては「姪」にあたる関係なのですが、信盛のことは「お姉ちゃん」と呼んでおり、実際に姉妹のような関係性を築いています。
「姉」とも言える信盛と顔立ちなどはかなり似ていますが、純粋・純情・融通が利かないと性格面はほぼ正反対。なので、信盛からよくからかわれたりしているようです。
後半開始時点では同じく叔母に当たる柴田勝家の与力となっており、北陸を転戦中。盛政と言えばやはり有名なのは「賤ヶ岳の戦い」ですからね…。
なお、盛政と言えば、戦場での勇猛さから「玄蕃允」「鬼玄蕃」「夜叉玄蕃」の通称がありますが、戦プロ内では「夜叉玄蕃」の通称が採用されています。
ちなみに本人の武将外伝や新春外伝などでも触れられていますが、結構なお兄様ラブ勢だったりします。
織田家
織田信長
言わずと知れたノッブ様。今回は「織田家臣伝」なので主君である彼女にも結構な分量が割かれています。
いきなり折檻状&本能寺の変が起こる今回のストーリーでは、彼女の動向にも注目と言えるでしょう。
苛烈な性格面などから「第六天魔王」とも呼ばれる彼女ですが、今回は「魔王」になり切れない一人の人間としての側面もかなり描かれているので、必見です。
お市
こちらも言わずと知れた信長の妹。武将伝では久しぶりの出番?
今回は何気に両手に花(表現として多分誤りではないはず?)な感じに…。
織田信雄
信長の次女。道場戦姫としての登場以降、「忍者伝」にも出番があったりと何だかんだで活躍している気がします。
勿論今回も諸々あってのご登場。信長曰く「ドラ息子」ならぬ「ドラ娘」だとか。
織田家の家臣達
明智光秀
こちらも言わずと知れた本能寺の変を起こした戦姫。
「明智伝」では本能寺の変を起こした理由は余り明確に語られなかったのですが、本武将伝では変に対する彼女なりの想いを吐露する場面もあり、「明智伝」の補完的な要素もあったように思います。
柴田勝家
佐久間信盛・林秀貞に続く織田家の重臣。信盛らが追放後は織田家の筆頭家老となります。
彼女にもそれなりのエピソードが用意されていますが、その中でも犬猿の仲とも言える秀吉を認めていると語るシーンは必見かなと思います。あとお市のことになるとキャラが一変するのもご愛嬌。
ちなみに今回は「忍者伝」時の瓶割り姿ではなく通常版の姿で登場。瓶割り版の衣装が結構カッコ良いので好きなんですけどね…。
前田利家
信長の家臣で、本能寺の変前は勝家の与力として、北陸方面の軍事を担当。何気に彼女も武将伝では初登場だった気がします。
スクショにもある通り、勝家だけでなく秀吉とも浅からぬ関係がある訳ですが、戦プロではそのことに触れられた話は余りなく、専ら嫁のまつとのアレ?な関係に重点が置かれてる気がします。
だいぶ前ですが主役の大河ドラマもありましたし、武将伝1本位書けそうなキャラではあるんですけどね…。
丹羽長秀
信長の家臣。かなり序盤に実装された戦姫ですが、光カット55%の指揮能力のお陰で現在も重宝されているように思います。
通称は「五郎左」なのですが、今回は「米五郎左」と呼ばれるようになった理由を本人が語ってくれたりもします。
豊臣家とその家臣
豊臣秀吉
ご存じ三英傑の一人。開始当初は信長の家臣ではありますが、信長が天下の覇権を担うことができる一人と認める程の人物。
今回も人たらしな所は相変わらず、そしてお兄様への重すぎる愛も相変わらず…という感じです。
徳川家とその家臣
徳川家康
信長・秀吉に続く三英傑の一人。信長とは清州同盟を締結中。
信長も認める程の忍耐力に定評のある(?)戦姫ですが、彼女がどんな思いを持って戦に挑むのかに若干ながら触れるシーンも登場します。
その他の戦姫達
近衛前久
公家。信長とは鷹狩りという共通の趣味を持ち親交を深め合う仲で、様々な和平交渉で活躍。
最初の出番は信長軍と石山本願寺との調停ということでかなり序盤ですが、何だかんだで終盤にも出番があったりします。
下間頼廉
本願寺顕如率いる石山本願寺の僧官。戦プロでは道場戦姫として登場しました。
雑賀孫市と共に石山合戦で活躍したことから、「大坂之左右之大将」と呼ばれることも。
開始時点では石山合戦の途中のため、彼女もその場面で登場してきます。
浅井長政
開始時点では既に滅亡した浅井家の当主。なぜこの武将伝で登場したのか…それはストーリーを進めてのお楽しみということで。
小谷城の戦いで敗れた彼女がなぜ再登場できるのかという件については、「信長伝」辺りでも一度触れられていましたね…。
毛利隆元
毛利家の先代(2代目)当主。武力よりも政治面において卓越した才能を発揮する戦姫。
個人的な推し戦姫なのですが、まさかこの話で登場するとは思わなかったので、普通にビックリしました。やはりシナリオおじP一推しのキャラだからなのか…。
史実ではストーリー開始時点で既に亡くなっている隆元ですが、こちらでは病のため輝元に当主を譲り戦姫を引退したという概ね「毛利伝(後半)」と同じ設定になっているようです。
北条氏規
北条氏康の娘で氏政の妹。姉と違ってできる子。
駿府で今川家の人質となっていた時期があり、同じ時期に人質として駿府に居た家康とは親友と呼べる間柄。
そのためか、家康が北条家と交渉する際の窓口的な役割も果たしていた模様で、今回の話でもその点が利用されることになります。
本願寺顕如
一向宗の本山・石山本願寺の住職。
石山合戦において信長、そして信盛らと度々戦った彼女ですが、和睦締結後もあるシーンで再登場の機会があったりします。
ちなみに顕如と信盛のCVは同じ方が担当されているので、スクショのシーンのやり取りをセリフありで見ると、改めて凄いなと感じてしまいますね。
終わりに
という訳で長くなってしまいましたが、「織田家臣伝(後半)」紹介でした。
読了した感想としては、全6章と他の武将伝とは同じ章数ですが、登場キャラ・場面転換等々含めて他に比べてもかなりボリュームがあったように思います。
一気に読了しましたが、(PCが不調だったとはいえ)所要時間は4時間程かかりました。途中の戦闘はおまけ要素感がかなりありましたね…。
これから読み進める方はじっくり挑んでもらうのが良いかなと思います。基本的にifストーリーではありますが、前述の通り史実に即した部分もあるので、入りにくさは余りありません。
さて、「織田家臣伝」も終幕しましたが、今後「豊臣家臣伝」とか「徳川家臣伝」などもあったりするんでしょうかね…?
ともあれ、次の武将伝を期待して待ちたいと思います。