だいちゃんの時間を見つけて書く日記(Hateblo版)

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【ガルシン】今更ながら「シャルロワ四銃士物語」紹介

1ヶ月ちょいぶりのエントリーです。
今回は現在ガルシンで開催中(~8/3)の期間限定イベント「シャルロワ四銃士物語」に関してです。
いつもなら進捗報告等とかをしていたりするのですが、今回はストーリーやキャラ紹介等々になります。

ストーリー

アポロニアことシャルロワ王家の王太女ルイズから10日間の夏季休暇を貰ったルイズ直属の近衛音精・四銃士
当初は王家お抱えの山荘で快適に過ごしていましたがたった3日で飽きてしまい、ルイズにそっくりな姿のシャルルに偽王太女のふりをさせ諸国漫遊へと出かけることに。
その道程の中、四銃士達は大蔵卿であるフーケの領地を訪れることになりますが…?

概要

シャルロワ王家の王太女・ルイズは、ルイ14世をモチーフにしたキャラクターとなっており、その近衛音精である「四銃士」はアレクサンドル・デュマ・ペールの小説「ダルタニャン物語」(日本では第1部の「三銃士」が有名)に登場するダルタニャン及び三銃士がモチーフとなっています。
また、今回のイベントで登場するキャラクターもルイ14世の治世期に実在した人物がモチーフとなっています。

登場キャラクター

シャルロワ四銃士

シャルル


バロックギターの音精。初出はEc最初のイベ「ヴィエンナ・アンコーラ」でイベ金(☆4)で登場。今回はルイズお見立ての新隊服&レアリティも虹(☆5)の別バージョンとして登場しました。
四銃士の中では一番の末っ子ですが、他の3人が王室お抱えの楽器の音精なのに対して、シャルルはルイズ王太女の母親・アンヌ王妃(ルイ13世の王妃であるアンヌ・ドートリッシュが元ネタ)が所持していたバロックギターの音精と出自が1人だけ異なります。
音精となったのはアンヌがまだ少女時代の頃であり、シャルルの姿はアンヌにそっくりであり、アンヌとそっくりな娘のルイズにもそっくりの姿であるとのこと。アンヌとは姉妹のような間柄であり、シャルルにとってもルイズは娘のような存在だそうです。
そのため、他の3人がルイズを「殿下」と呼ぶのに対し、シャルルはルイズやアンヌを公式な場以外は名前呼びしていたりします。
モチーフとなったのは小説における主人公の「ダルタニャン」です。
ダルタニャンのファーストネームは小説内では明かされていませんが、ダルタニャンの元ネタとなった史実の登場人物である「シャルル・ド・バツ=カステルモール」のファーストネーム「シャルル」が小説を基にした派生作品にて採用されていることが多いとのこと。そのため、ガルシンにおいても「シャルル」が採用されているようです。

ラ・フェール


ヴァイオリンの音精。初出は1月頃に開催されたイベ「陰謀の前奏曲」でイベ金(☆4)で登場。シャルルと同じく、今回は新隊服&レアリティ虹(☆5)で別バージョンとして登場しました。
四銃士の中ではリーダー格(ガチャの方では「銃士隊隊長」と書かれてはいますが、本編ではリーダーだという明確な記載はありません)で他の3人をまとめることが多い様子。基本的に無口で口下手な一方、子供(本人は音精でなければ子供が欲しかったらしい)や可愛いものが好きという一面もあったりします。
モチーフとなったのは、三銃士のリーダー格「アトス」。こちらもあくまでリーダー「格」であり、リーダーではない模様。アトスは偽名ですが、小説本編内では他に「ラ・フェール伯爵」と呼ばれているようで、その伯爵名がガルシン内での名前として採用されているようです。
アトスも小説内では三銃士のリーダー格及び高潔な人物として描かれているようです。

デュ・ヴァロン


クラウザン(チェンバロ)の音精。今回イベ金(☆4)として初登場。彼女だけが他の3人とは異なり鍵盤楽器の音精となります。
基本的に脳筋かつルイズの護衛と敵の駆逐に命を懸けているような人物で、休暇旅行中はたった3日の山荘暮らしで守護欲による禁断症状が出た程。
基本的に難しいことは考えず(自分に知恵が無いことも自覚している)に猪突猛進していくタイプですが、(禁断症状が出てなければ)指揮者の意見を遮ろうとしたルネを止めたり、逆にルネの施策を一切疑わずに信じたりと、単純な脳筋ではなく割と物事をちゃんと見ているようなシーンもあったりします。
モチーフとなったのは、三銃士の「ポルトス」。ガルシンで採用されている「デュ・ヴァロン」はポルトスの家名だったりします。
ポルトスも作中屈指の怪力の持ち主で、小説内では虚栄心が強い一面もあるようですが、基本的に豪放磊落かつ善良な性格として描かれているようです。

ルネ


リュートの音精。今回ガチャ虹(☆5)として初登場。
四銃士の中では軍師的な存在。度々「俗世は嫌」と発言しており、本人は音精でありながらゆくゆくは聖職者になりたい模様。
見た目がロリ?方向なため、銃士として活動期間はシャルルより長いにも関わらず年少に見られたり、デュ・ヴァロンに担ぎ上げられたり、ラ・フェールにその小ささから抱きしめられたりしているようで、本人もその点には不服のようです。
モチーフとなったのは、三銃士の「アラミス」。ガルシンで採用されている「ルネ」はアラミスの名前ですが、小説内では2度程しか呼ばれていないようです。
小説内のアラミスはガルシンのルネ同様に銃士でありながら聖職者に憧れており、小説後半では銃士を引退して聖職者になっているようです。一方で野心家であったり女性関係が派手だったりと一筋縄ではいかない一面もあり、ダルタニャンらの敵として出てくる場面もあるようです。
なお、アラミスは剣や銃の扱いに優れた人物(後年は痛風を患って引退)だったそうですが、ガルシンのルネはなぜか弓タイプです。

アポロニア(ルイズ・デュードネ)


シャルロワ王家の王太女(=女性の次期後継者)。現在は「アポロニア」を名乗ってヴィエンナ音楽院に留学中(暗殺から逃れるためという話も)。
今回は彼女が直属の近衛音精である四銃士に夏季休暇を言い渡す所からストーリーが始まります。
なお、四銃士が不在の期間は懇意にしているクープランとその師匠・コレッリに音楽の稽古を付けてもらうことになっていましたが…?
モチーフは先述の通り、ルイ14世(ルイ・デュードネ)。ブルボン王朝の最盛期を築き上げた人物で「太陽王」と呼ばれていました(「朕は国家なり」という言葉も有名)。ガルシン内での「アポロニア」の設定については基本ルイ14世にほぼほぼ従う形となっています。
(「アポロニア」という別名もルイ14世自身が躍ったメヌエットで太陽神アポロンに扮していたことに由来)

イベント内の登場人物

フーケ大蔵卿


今回のイベントにおける四銃士達の敵となるキャラクター。大蔵卿の任についておりシャルロワ王家の財政を赤字から黒字へと立て直したという人物で、その手腕には手厳しいルネも当初心酔していた程でしたが、その実態はというと…?
モチーフはルイ14世治世期の実在の人物であるニコラ・フーケ。大蔵卿(財務卿)の任について国家財政を黒字化させたこと、財政を公私混同し巨額の資産を得たというのは史実でも同様でしたが、最終的にはその野心がルイ14世の不興を買い失脚させられてしまうこととなります。
史実においてフーケの逮捕任務を遂行したのが史実側のダルタニャン(シャルル・ド・バツ=カステルモール)であったり、小説内でアラミスはフーケと行動していることが多かったりと、四銃士達との関連性も深い人物となっています。

コルベール


四銃士が偽王太女一行を名乗って地方視察を行っていた道中にて登場した地方長官。清廉潔白な人物として四銃士も好感を持ちます。
数シーンしか登場しませんが、最終的には四銃士からある役割を任せられるよう推薦されます。
こちらもモチーフはルイ14世治世期の実在の人物であるジャン・バティスト・コルベール。ルイ14世の側近としてフーケ失脚後は財務総監に就任し財政再建に取り組んだとのこと。他にも様々な役職を兼務し都合20年以上ブルボン朝の内政に関与したそうです。

その他

ストーリー冒頭にルイズ及び四銃士が置かれている現状が説明されますが、その中に「ペリーヌ・ラパールの反乱」という項目が出てきます。

こちらに関してはハルモニア(メインストーリー)及び期間限定イベントのストーリーでも該当する話は現在語られていません。
ただ、現状のハルモニアの最新ストーリーである「幕間譚2 太陽の女神」は現在2章までしか公開されていませんが、時系列的にはルイズ(アポロニア)がヴィエンナ音楽院に留学してきた所からストーリーが始まっているため、おそらくこちらで語られることになるのではと思われます。

なお、史実でもルイ13世からルイ14世へと治世が変わる頃辺りに「フロンドの乱」という反乱が起こっており、「ダルタニャン物語」でもこの反乱に関連する話は勿論出てくる訳ですが、こちらとガルシンにおける「ペリーヌ・ラパールの反乱」とが関連性があるのかは現状不明です。


という訳で、今回はイベント終盤に差し掛かっている「シャルロワ四銃士物語」の主にストーリーとキャラ紹介でした。
ガルシン全体としてはちょうど今日のメンテ明けで次の期間限定イベントのストーリーも紹介されましたが、1ヶ月遅れで七夕イベントが開催されるようです…もしかしてガルシン君は旧暦で動いてるの?(白目
それはさておき、「七夕」と言えばやはり無印時代に開催された七夕イベント(夢伴奏ソナタ)との関連性に注目でしょうか。他にも8月には「在りし日のジレーネ大学」という新コンテンツ(PvPではないかと噂されていますが?)も公開されるようですし、そちらも気になる所ですね。